シニアの資産運用

退職金で老後を考えた資産運用をしようとしている人は多いのではないでしょうか。退職金は、一時的に収受される金額としてはかなり大きな金額になるでしょう。いきなり高額のお金を手にしても、いったいどのように運用したらよいか困ってしまうという方も多いのではないでしょうか。入手する前から、ある程度どのような資産運用をするのか、考えておいた方がスムーズな対応ができます。

様々な資産運用がありますが、今回は定期預金を使った資産運用方法をご紹介しましょう。三井住友信託銀行では、退職金などのまとまった資金を定期預金で預けることで特別金利が上乗せになります。また、ラップ口座に力を入れている三井住友信託銀行ならではのような気もしますが、投資運用コースを選べば、運用商品を組み合わせて資金を育てることもできます。運用はラップ口座のようにプロが行ってくれるので安心ですよ。

上記にも出てきた便利な運用手法に、ラップ口座の活用があります。この口座は、信託銀行などで開設することができるもので、投資商品の一つです。この商品の魅力は、運用をプロの投資家に任せて、こちらはその結果のみを享受することができるという点にあります。投資をする際には、どの商品を購入するか、売買のタイミングはどうするのかなど、考慮すべきポイントがたくさんあります。素人がいきなり実施しようとしても難しいものです。これら投資商品を活用した運用をプロに任せられるという手軽な商品です。

自分のお金を他人に任せるのが不安と感じる方もいるかもしれませんが、運用の結果は定期的に報告してくれるので安心して任せられます。また、リスクの高い商品から安全性の高い商品まで、バランスよく運用をしてくれるので、安全かつ効率の良い投資成果を享受することができるので、知識がなくても投資成果を享受できます。

ラップ口座とは、個人が証券会社などの金融機関と投資一任契約を結んで資産運用を任せるサービスを指します。投資対象には様々なものがあります。株式や債券などは基本的なものとなりますが、REITなども含まれます。

最近になって広告を目にするようになってきましたから新しいサービスだと考えている人もいるでしょう。しかし、実は古くから同じようなサービスはあります。ただ、このサービスが始まった当初は最低投資金額がかなり高く設定されていました。1億円以上としていた金融機関も多くあります。現在では数百万円くらいにまで金額は小さくなっています。

運用方針については、いくつかの中から選ぶという方法がとられるケースが多いです。投資家のニーズに合わせていくつかのコースが用意されていて、相談しながら運用方針を決めていきます。ですから、まだ若いときに投資をする人と、退職金を運用するといった人とでは、同じような口座であっても異なる運用方針がとられることが多いです。

最初に相談をして決める事は必要ですが、プロと相談ができるというメリットもありますし、その後は何もしなくても運用をしてくれるというメリットがあるために、多くの人が利用しています。

昨今では早期退職など脱サラして不動産投資を行う人が増えてきている傾向にあるようです。その際、投資の資金を自分のお金だけで賄う人はそう多くはないでしょう。いくら退職金などの資金があると言っても、やはり不動産には多額の資金が必要になるため通常ではローンを利用します。しかしこのローンですが、上手に利用しなければ不動産投資自体失敗に終わってしまう可能性もあるのです。

不動産投資といえばマンションやアパートが主になってきます。その他にも駐車場などがありますが、全て何らかの収入を目的としています。例えば家賃収入ですが、これは空き部屋が少なければ少ないほど収入が増えます。仮に満室になったとして、そこで収入がローンの返済額を上回っていなければ家賃を上げない限りは赤字となってしまいます。しかし家賃の値上げは入居率に直結しますのでそう簡単なことではありません。このように、ローンの利用前にしっかりと収支のバランスを熟考していなければ取り返しのつかないことになるのです。

近年、不動産投資を行う人の増加に併せて地方銀行などでも積極的に投資を行う姿勢が見られるようです。また、中には投資物件選びから運営までコンサルティングを行っている金融機関もあるようです。やはり素人では失敗してしまう可能性が高いので、そうしたところを利用するのが上手な不動産投資ではないでしょうか。